PMS(月経前症候群)に効果のあるツムラの漢方
漢方薬は病院を受診して処方してもらうという方法と、薬局で購入するという方法があります。
よくツムラの漢方をドラッグストアや通販で見かけることがあると思います。
このような市販の漢方薬と病院で処方される漢方薬に違いはあるのでしょうか?
まずはPMS(月経前症候群)に効果のあるツムラの漢方はどのようなものでしょうか?
PMS(月経前症候群)に効果のあるツムラの漢方
加味逍遙散(かみしょうようさん)
疲労感、肩こり腰痛、イライラやうつ状態、更年期障害、月経痛、月経不順、冷え性、不眠などの改善に。
体力が中等度以下の方。
24包(12日分):3500円+消費税
64包(32日分):9000円+消費税
桂枝茯苓丸料(けいしぶくりょうがんりょう)
月経不順、更年期障害、皮膚のシミ、月経痛、下腹部痛、頭痛、のぼせ、めまいなどの改善に。
体力がある方向け。
24包(12日分):2500円+消費税
64包(32日分):6500円+消費税
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
月経痛、月経不順、更年期障害、産前産後の障害、めまい、立ちくらみなどの改善に。
虚弱体質な方向け。
24包(12日分):2500円+消費税
64包(32日分):6500円+消費税
半夏厚朴湯 (はんげこうぼくとう)
不安神経症、神経性胃炎、動悸、めまいなどの改善に。
体力中程度の方向け。
24包(12日分):3000円+消費税
それではこのようなツムラの漢方と病院で処方される漢方に違いはあるのでしょうか?
ツムラの漢方と病院で処方される漢方の違い
病院で漢方を処方されたことのある方はご存知だと思いますが、
病院で処方されるのもほとんどはツムラの漢方薬です。
ただこの漢方薬は薬局などで販売されているものとは違いツムラの【医療用漢方製剤】が処方されます。
このようなものです。
医療用漢方製剤と市販薬に効き目の違いはあるのでしょうか?
この両者の違いは生薬の含有量の違いです。
加味逍遙散で比較すると
医療用(1日分7.5g)
7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.0gを含有する。
サイコ 3.0g
シャクヤク 3.0g
ソウジュツ 3.0g
トウキ 3.0g
ブクリョウ 3.0g
サンシシ 2.0g
ボタンピ 2.0g
カンゾウ 1.5g
ショウキョウ 1.0g
ハッカ 1.0g
市販用(1日分3.75g)
3.75g中、下記の割合の加味逍遙散エキス(1/2量)2.0gを含有する。
サイコ 1.5g
シャクヤク 1.5g
ソウジュツ 1.5g
トウキ 1.5g
ブクリョウ 1.5g
サンシシ 1.0g
ボタンピ 1.0g
カンゾウ 0.75g
ショウキョウ 0.5g
ハッカ 0.5g
このような違いがあります。
市販の漢方薬の生薬の含有量が抑えられているのには
一般の消費者が医師の指示などなく購入することができるので
副作用や合併症のリスクを考慮しているためです。
それに対して処方薬は一人一人の体質や『気(き)・血(けつ)・水(すい)』という
体のどの部分に問題があるかを見極め、副作用が起こらず一番効能のある漢方薬を
医師が処方するため市販の漢方薬よりも病院で処方される漢方薬の方が効果が高いと言えます。
また一部の生薬を除いては健康保険が適用されますので、薬局で購入するよりも
病院で処方される漢方薬の方が安く手に入れることが可能です。