PMS(月経前症候群)の冷え性、むくみ、不眠を漢方で改善しよう!

生理前の冷え性、むくみ、不眠などはPMS(月経前症候群)の症状です。そのほかうつやイライラなど漢方でスッキリ改善してみませんか?

PMS(月経前症候群)に漢方が効かない?

PMS月経前症候群)の治療で漢方を処方され飲んでみたが効かなかったという
意見をよく聞くことがあります。
もし本当に効果がないのであれば、別の治療方法を選択することが必要になります。
PMS月経前症候群)の治療に漢方は向いていないのでしょうか?

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PMS月経前症候群)に漢方は効果ある?

まず漢方薬は患者一人一人の体質や体力、体を構成する要素のどこに問題があるかを見極め処方されます。
体を構成する要素とは『気(き)・血(けつ)・水(すい)』という3つがあり
とは体内に流れる生命エネルギーの事、は体内に流れる血液と血液によって運ばれる栄養素や酸素、は体内の血液以外の水分の事です。
の流れが悪い状態はエネルギーが滞っている状態であり、
イライラや憂鬱、不安感、疲れなど精神的症状を起こしやすいです。
の流れが悪い状態であれば血行不良を起こし、頭痛や腰痛、生理痛を発症します。
の流れが悪い状態では水分代謝が悪い状態でむくみや冷えめまいなどを引き起こすのです。
そして漢方医学はこのような『気(き)・血(けつ)・水(すい)』の問題から発症する様々な症状を体質改善することにより根本から治療していくという考え方であPMS月経前症候群)改善に非常に効果が高いと言えます。

PMS月経前症候群)に漢方が効かないのはなぜ?

PMS月経前症候群)で処方された漢方を飲んでも効果がなかったという原因は
2つ考えられます。


一つ目は漢方には即効性がないため、効果が出る前にやめてしまったということです。
漢方薬の中でも風邪や腹痛などの急性疾患に用いられるものには即効性があります。
しかしPMS月経前症候群)や更年期障害、月経障害などに使用する場合には
体質改善が必要となるため数ヶ月は服用する必要があるものがほとんどです。

また漢方を服用し始めて少しすると瞑眩(めんげん)』と呼ばれる好転反応を起こすことがあります。
これは一時的に下痢や嘔吐、吹き出物などの症状がでるのですが、この好転反応が治まれば症状も改善されます。
しかしこの『瞑眩(めんげん)』が自分の体質に合わないのではないかなどと思い
漢方薬を飲むことをやめてしまう人が多くいます。

このようになかなか効き目が感じられないからや、体質に合わないのではないかなどと思い漢方薬の効果が出る前に服用をやめてしまうというのがPMS月経前症候群)に漢方が効かないと思ってしまう原因のひとつです。

もひとつの理由は体質に合わない漢方を処方されたという事です。
漢方はその人の証(しょう)と呼ばれる体質や体力と症状によって処方する薬を見極める必要があります。証(しょう)に合わない漢方を処方されると効果はでません。
しかし、漢方は東洋医学になるため日本には専門的知識を持つ医師が少ないのも現状です。漢方専門の治療を行っている病院を事前に調べる事が大切です。

 

PMS月経前症候群)に漢方が効かないと思ったら

すぐに服用をやめてしまうのはよくありません。
PMS月経前症候群)の場合は次の月経前(およそ1ヶ月)まで服用しても、全く改善されない場合や症状が悪化したなどという場合は医師に相談し、薬を変えるのか継続して飲んだほうがいいのか指示を仰ぎましょう。
また服用中に体調の変化があったらすぐに医師に相談しましょう。
副作用なのか瞑眩(めんげん)と言われる好転反応なのか素人には判断できません。
自己判断でお薬をやめてしまうのはとて勿体無いですよ♪゚+.o.+゚♪゚+.o.+゚♪

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